『おはよ、ごめんね

　　お休みのところ…』

「征十郎様？？

　どうされました？

　こんな時間に…

　あ、そか　今日は学校は

　お休みなんでしたね」

征十郎は手に紙袋を持っており、中から

棒状のスティックにチョコが掛かったお菓子の箱や、有名ドーナツ店の袋などが顔をのぞかせている。

『アリス、少し時間あるかな…？』

「あ…はい、ちょうどヒマしてました」

『よかったぁ…

　じゃあコレ、一緒にたべよ？』

「はいっ！」

ドラマはまた改めて見ればいい、と割り切って紙袋を受け取ると、リビングのソファに

並んで座る。

「わぁ、お飲み物まで！」

『アリス、この紅茶好きだったでしょ？

　だから、喜んでくれるかなぁって思って』

「好きです好きです！

　ありがとうございます！

　わぁ…こんなに…！」

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