第4章. 夏恋

第54話

6限 HR



木森林

「よーし、プリントは回ったな?


    先日のくじ引きの結果が

    書かれている。


    これが今月の林間学校の班だ


    いいかー? 

    この林間学校を通じて

    ・・・」


姫崎と疎遠になってしまい、早1カ月・・・

なんともスッキリしない状況のまま

林間学校の日を迎えようとしていた


林間学校、といっても

結局はただのキャンプのようなものなのだが

花学では1年次に実施されるなかでも1、2を争うほどの

人気のイベントだ











射沙波

「(くう~~~ 

    ・・・恋羽ちゃんとは別かぁ・・・

     この世には神も仏も

    いねぇのかよ・・・)」



机をダンダン叩いて悔しがる射沙波


  

振り返って不思議そうに見ている恋羽

イザナミと離れてちょっと寂しそうな織原

ヤバい人を見る目の一法師と浮島

同じく机を叩いて悔しがる宇佐美



宇佐美

「(イザナミくん・・・ 

    離れてしまうのね・・・

    うさぎ、悲しい・・・!!)」



恋羽

「(…イザナミくん、

    おなかでも痛いのかしら…?)」



織原

「(どーせ恋羽ちゃんと離れて

   悔しがってんでしょ・・・

    ・・・なんか複雑なのが

   腹たつわ・・・)」





ちなみ、現時点での花学相関図は

というと・・・


(画像の掲載については別途検討します)



 




もはや「推し」が「好き」に変わっている

人がほとんどで


恋の嵐を予感せずにはいられない

1-6であった…

(一部、他クラスも混じっているが)




はたして進展やいかに・・・

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