第6話
木森林
「もうえぇわ! 次、次!」
射沙波で停滞していた自己紹介は
何事もなく淡々と進んでいく
織原
「 (にしても ”う” 多いなぁ・・・)」
木森林
「あー、次 彼女ね」
担任が上向きの手のひらで織原を指した
織原
「 あ、
南中出身・・・、え と・・・
中学ではテニスをしてました
…ん…
高校でも続けようかなぁ
って思ってます!」
男子生徒のほとんどが萌歌に
視線を送り、照準がロックオンされていた
萌歌が語尾を強調して発した瞬間、
たわわなバストが重力に逆らって踊り
思春期男子たちの血流を
「( わぁ・・・
たゆんたゆん・・・
制服の上からでもわかっちゃうわー…
Dはあるんちゃうか? )」
「 (イチャイチャしてぇ・・・) 」
「 (髪の毛 さらっさら
くちびる つやっつや・・・
お胸 ぷるんぷるん・・・) 」
・・・・・・・・・・
木森林
「・・・オイ ぼーっとすな
次は君な?」
女々
「あぁ!
・・・もう僕か!?
・・・
僕も南中出身です
趣味は・・・
んー …写真撮影です
よろしくお願いします…
(うわぁ
インパクトに欠ける紹介だな…
ただでさえキャラ薄いのに
初っ端から しくったわー…) 」
「女々? 珍しい名前ね!
私と趣味一緒だぁ」
射沙波
「メメ、
まだ鎖骨はアップしてんの?」
女々
「射沙波クン! それは・・・!!」
射沙波
「コイツ、
よくSNSに自分の
アップしててさ、
中学んときに
”鎖骨ニキ”って呼ばれてたんだぜ?」
「
クラスが一瞬で沸いた
女々
「まぁいいや・・・
僕のことはメメでも めぐるでも、
鎖骨ニキ でも
好きなので呼んでください
(射沙波クン・・・
僕のために
つかみを入れてくれた・・・!)
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