第51話

コイントスの結果、

決勝戦はE班のオフェンスからスタートした




滑子

「(シロートどもはボールめがけて

    群がる習性があるからな


    俺がボールをキープして、

    ヤツらが俺に群がってきたら

    一気にフーガにパスして

    ソッコー1点ゲットだな)」  



ボールを止めて、手でクイクイと

手元に呼び込む仕草をする滑子


そんなジェスチャーにあの男が

反応しないワケがない




射沙波

「ナメタケ!コノヤロー!!

    なめんなよ~!!」



松田

「ナメタケにナメんなよ?

   しょーモな!


   アッキャッキャッキャッ

   キャッキャッキャ!!!」



滑子

「プッ! なんだその笑い方!!」



松田の笑いに誘われて 

ナメタケの足元に隙ができる



射沙波

「隙ありーーー!!」




ガガガッ!!!




しかし、ここで帝王・雷音フーガが

上手く体を入れて

イザナミの侵入をブロックする



射沙波

「いきなりオメーかよ 

    フーガ・・・!!」



雷音

「・・・お前をシロートとは

   思わない・・・


   準決勝までの試合を見て

   思った教訓だ・・・」




射沙波

「そーかよ!

   そりゃ 高評価・・・

    あんがとなっ!!!」




イザナミは力任せに

雷音のブロックを弾き飛ばす



ズザザザザ!!!




雷音は地面に片膝をついた



射沙波

「おし!

    マークはずれたぜ!! 

    もらいい~~!!」





Pi--------!!!






紅桜

「ファウル! 

   E班のフリーキックで再開!!」







射沙波

「チ・・・ だりーな」




雷音

「 ・・・ 」

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