第25話

5月も最終週に突入し、

モエカとの約束の日を迎えた




"多少、メンドクセエと思いつつも

実は女子と二人で出かけるのは

人生でそれほど経験はなく、

ソワソワしてしまってる"


…というのが イザナミの正直な気持ち




”男と女が一緒に歩いたら

 それはもうデートだろ?"



そう言う自分と、



"ただの近所付き合いってヤツだ!"




と、言い張る自分がせめぎ合っていて



そこで、仲裁に入った別の自分が…



"とりあえず デートじゃなくて戯れ?


 それでいて 恋愛研修? 的な?


 そんな感じで行っちゃう?"



射沙波

「 (…とか、俺理論の俺定義で俺得な

   考えを押し付けてくる

   俺の中の俺!

       なかなかにカオス…) 」

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