第23話

宇佐美

「(かっこいいー・・・


    蒼い瞳・・・ 鋭い眼・・・


    楽しいな… 


    イザナミくんと卓球・・・




    イザナミくんは火属性、

    あたしは風…


    火に勢いを与えるのが風…


    相性は抜群よ…♡)」





~宇佐美の妄想~




宇佐美

「それっ! 


    やったぁ! 

    スマッシュきまったぁ!」



イザナミ

「うおおっ! やられた!

    さっすが、うさぴょん」



頭をナデナデ



宇佐美

「イザナミくん・・・ 


    好き・・・」



イザナミ

「・・・うさぴょん、 


     イヤ


     うさぎ・・・

   


   ・・・俺も・・・ 」




縮まっていく唇と唇・・・





~妄想ここまで~



宇佐美

「きゃーーーーーーーーー!!!!!

    それ以上はだめぇん♡♡」



射沙波

「うおお!?? なんだ????」



顔を覆って飛び跳ねるうさぎと

ビクっとしながら 体をすくめるイザナミ



湯方

「ホラ、うさぴょん

   ポ~…っとしてないで

   次いくよ~?」



宇佐美

「あ、ゴメン! 

    ・・・じゃぁ

 

    これも決めるよ~~~」




カコーーン!!




今度はイザナミに向けて飛んでいく




射沙波

「これは問題なしノープロ


    これ以上点はやらーん!」



カコーーーン!




湯方に返るピンポン




湯方

「まだまだぁ!」




カコーーーン!!



再び射沙波の元へと帰ってくる





射沙波

「おし! 決めるっ!!!」




スパーーーーーン!!!!





射沙波のスマッシュはボールの芯をとらえ、

宇佐美の手前に綺麗な球筋を描いて放たれた



そしてその球はテーブルに着弾するや否や

ほどよい角度で離陸し・・・




うさぴょん の うさぴょん を直撃した




宇佐美

「いやぁーん、 

    イザナミくんのえっちぃ♡」」






射沙波

「あ・・・  あ・・・」



鰻丸

「・・・!!! 

   なん・・・

      だと・・・!?」



渡船

「・・・イザナミくん・・・ 

   あなたという人は・・・


   なんという高等魔法を習得して

   いたのですか…!」



滑子

「うさぴょん 

     …った・・・」




横で体育座りしていた鰻丸と滑子は

即座に立ち上がった



そして心のトンネルに言霊ことだま木霊こだまする




えっちぃ♡ …えっちぃ♡ 

  …えっちぃ♡ …えっちぃ♡



ズキューーーーーン…











射沙波&渡船

「ふぅ…


   参りました…


   ・・・棄権します・・・」





鰻丸&滑子

「・・・同じく・・・」




満足げな表情を浮かべ、

その場に座り込む4人…




宇佐美

「??」



湯方

「どゆこと・・・?」




凛令

「ふぅー・・・


   ・・・しょーもな・・・」





勝 宇佐美&湯方  射沙波&渡船  負





隣のグループCからのぞく影・・・



宇田川(真鶴)

「…ウサギの思春期狩りラビットジェノサイド

       (ボソッ)…」








射沙波&鰻丸&滑子&渡船

「うおーーーーっ!!

    ラビーーーーット!!!」

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