乙女ゲーム?ギャルゲー?全部攻略してやるよ

kuro1231

プロローグ

「あなたは死にました」


「・・・」


「でも僕を楽しませてくれたら」


「・・・これ初めて見る素材だな」


俺の名は西園寺拓哉。ごくごく普通の一般人ではない人間だ




「聞いてますーー?」


今日の朝、エナジードリンクの在庫が切れ。買いに行こうと外に出た瞬間


家にトラックが突っ込んできて。俺は死んだ


「神様美人ですね。しかも僕っ子か」


「なんだい急に」


そして神っぽい何かが目の前に現れたんだ。不思議なこともあるもんだ




「面白いことですか、、特に一発芸とかは出来ないんですが」


「君が得意なことだよ」


「・・・女性を口説くこと?」


「イエス。厳密に言うと知能を持った生物を口説くことだね」


自慢なんだが、俺は乙女ゲーム、ギャルゲーが得意だ




地上では現在フルダイブ型のVRゲームが流行っている


俺はそのゲームで、乙女ゲームとギャルゲーをやりまくっている変人だ


「まあ、だてにSNSとか、配信で、恋愛マスターと言われているが、、」


「君がやった恋愛ゲームを現実にするからそれをクリアして」


「・・・・地獄」




VRゲームは基本的にオンラインゲームが非常に多い


買い切り型のゲームは非常に少ない


それは何故か。理由は単純


プレイヤーの自由度が凄まじいのだ




選択肢を無視してヒロインをぶん殴る


ヒロインに無理矢理キスをする


モブを口説く


モブのスカートを捲る


2週目の時にヒロインの重大な秘密をべらべらと喋るなどなど




処理しにくい、というか。予測できない行動が多すぎてバグりやすいのだ


だからか。デバックも大変だし、やったとしてもバグりやすいしで


神ゲーかクソゲー。その二つに極端に別れやすい




それプラス。プレイヤーが実際に喋って口説かないといけないので


コミュニケーション能力も必須なのだ


それも相まって、あまりやる人はいない




ただ!ハマった場合は最高のゲームなのだ


自分自身がゲームの中のキャラクターとイチャイチャ出来るんだぞ


最高だろ!




だからか結構恋愛ゲームは発売されている


売れては無いが




「・・・一個だけですよね」


「違うけど」


「・・・やってやりましょう!!」


俺はドラゴンやら、ゴブリンやら、性格最悪のクソ女だろうが!


感情が無いロボットだろうが!全ての知能を持った生物を口説いてきた男だぞ!




「ゲームの難易度が上がるだけだ。余裕だね」


「じゃあ。行ってらっしゃい」


体が光に包まれた。そして視界が変わり




ゲームが開始された

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