2020年5月24日
衝動的、いや、最近ずっと。インターネットを切りたくなる。見えない電波で通じた友達なんて、どうせすぐ居なくなるんでしょ。私が消えても気付かないんでしょ。そんな気持ち。
小さな頃の、ゲーム機が普及してきた頃に似ている。貧乏でゲーム機が買えない私は、みんなの話題に乗れずにグループにいても一人ぼっちだった。ワイワイしてる中に私の発言は無視されて消えていく。私は、カーテンに隠れてみたり、トイレに行くフリして部屋を出る。誰も私に声を掛けない。……掛けないんじゃない。気づいていないのだ。
今もそのループの中にいる。四角いもののその反対側で盛り上がるみんなを見て、私は静かに去っていく。でも、誰も。波風さえ立たない。さよならさえも、残せない。残らない。
独りの方が楽だと思うことが、しばしばある。私には人情とか要らない。人に情けをかけ過ぎて自分の心に負担がかかっていることも知っているのに。捨てられない。捨てられないのだ。なんでだ。独りにしてくれ。そして私の姿にも目をくれるな、そしたら、私は安心して消えることができるのに。
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