当地では基本的に地上波放送というものがない。2015年くらいまではインターネットと同時にテレビパックを契約して(パック内容により$50-150)、ニュースやドラマ、映画が観られるようになっていた。

うちの辺りでは2015年を境にYoutube TVのサービス提供エリアに入り、初回値引きもあったので乗り換えることにした。アメリカのTVディスプレイはたいていChromecastのようなストリーミングを受けるアプリが入っているので、アカウントをつないでおけば普通のTVと同じように視聴できるし、出先でiPhoneやiPadでストリーミングを観られるので、ロードトリップの時に子供を黙らせるのに重宝した。

ちなみにアメリカの放送局はチャンネルごとに放送する内容が決まっていて、日本のようにこの時間はニュース、この時間はバラエティ、この時間はスポーツということはなく、ドラマならドラマだけ、スポーツはずっとスポーツ、ニュースは45分番組を繰り返し放送している。観たいものを自分で選べるというと聞こえはいいけど、勝手に流れ続けて、他のことをしながら合間に観るという日本の視聴スタイルに慣れていると、お前が選んだこのジャンルを観ろ！と強制されているようでなんだか疲れる。

YoutubeTVが値上げをし、peacockなど格安ストリーミングも試したけれど、結局ニュースもエンターテインメントもネット経由ということで、今は何も受信しない65インチのTVは子供のswitch専用モニターになっている。贅沢なことだ。