第28話

「はっ⁉︎

女性経験がなくて、SEXを拒否られた⁉︎

なによそれ⁉︎」


「そうなんだ…あまり、人に闇雲に相談できなくて…」


「確かにデリケートな悩みだよね…

前に写メ見してもらったあの顔がいい彼氏だよねー?

女性経験がないなんて、人は見かけによらないね。

本当に女性経験がないの?」


「うん、私と付き合う前は色んな人から告白されてたみたいなんだ。

けど、誰とも付き合ってなかったみたいだから、

そういうこともしてないみたいなの」


「ちょ…どういうこと?

すごい、レアというか、珍しいね。

私が男だったら、取っ替え引っ替えしそう」


「それは眞帆の考えでしょ。

凉ちゃんと付き合ってからキスしかできなくって…

私的にはもっと触れ合いたいし、

深くまで知りたいのに…中々先にいかないの」


「あー、それは不安になるね。

何でだろうね?」


「凉ちゃんが言うには、SEXに自信がないからするのを無意識に避けちゃうらしいの」


「でもさ、いくら経験がなくても、彼女の近くに居たらする気にならない?

私はなるよ。

だから、彼氏からも私からも求めるしね!」


「羨ましいなぁ、

凉ちゃんの本心がいまいち分からないんだ。

どうすれば先にいけると思う?」


「いきなり迫ったら、拒否されるでしょ?

乙女じゃないんだからぁ。

普通の男だったらありえないよー

なんか、隠してんじゃない?」


「えっ?

隠し事…?」



ーピピッ


スマホが鳴る

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