第26話

たらふくデザートを食べた後は真っ直ぐ家まで送ってもらった。



「ケイさん、今日はありがとうございました。

お陰で、いい気分転換になりました」

「そ、良かった…

また、お出かけしましょうね。

はい、今日のお礼よ」


ケイから紙袋が渡された。


「ケイさん…

また、お店に行きますね」

「いつでも待ってるわ」


ケイはプリウスに乗り、颯爽と莉蘭の前から去っていった。



「ー…ケイさん、私に言えないだけで、恋愛してるのかな?」



不意に思い浮かんだが、すぐに夜空の上に消えた。










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