第66話

「受付をお願いしま…あっ、あなたは…。」


以前と同じ受付の子が居た。


「カイさん、今晩は。」


「あー、ななみさんだ!今日はどうされたんですか?」


「今日は、ケントを指名しに来ました。」


「ケントさんですね…分かりました。

ただ、今日はNo.3のKey様のバースデーベントなんで、ゆっくりできないかもしれませんよ?」


「バースデーイベント?」


「はい。

みんな、Key様を盛り上げる為に今日は忙しいですから、ケントさんも席につけるか微妙ですよ!」


「まっ、まあ、よく分からないけど、分かりました。

とりあえず、ケント指名で…。」


楽しむ為に来たわけではない。

寧ろ、話すだけだから、そっちの方が都合が良かった。



カイに卓まで案内される。


奥の1番端の方の目立たないスペースに通された。

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