第61話

「えりちゃーん、光が来たよー?」


千佳はえりを呼ぶ


「もう、そんな時間ですか?」


「えー、なになに、光と約束してたの?」


「はい、買い物に行こうと思って!

光に荷物を持ってもらおうかなって訳です…。」


「あの子、千佳ちゃんの使いっぱしりは卒業したわけー!?」


「そうだね、千佳さんの使いっぱしりは卒業した…」


「うそー、光がー!!?」


目の前に光が立っていた


中ちゃんをギロッと睨みながら、光は面倒臭そうに答えた


「光、あんた、副社長なのに、千佳ちゃんのトコから離れてもいいのー!?」


「仕事はしてるし…。

このオカマ、めんどくさっ…」


「ちょっとー!なんですってー!」


「えりさん、早く行こう。」


光はえりの手を掴んだ


「また、来ますね!」


引きずられていきながら、えりは中ちゃんと千佳に挨拶をした。

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