第23話

「ちょっと美和!大丈夫だからもうちょっと自信持ちなよ?確かに恭司さん、あんなにカッコイイから不安になるのもわかるけど、美和だって十分可愛いんだから!けっこう社内に美和のこと狙ってる人もいるみたいだし」



「えっ!それはないよ!」



目鼻立ちがハッキリしている美人で、常に告白されている香菜子に言われてもぜんぜん説得力もないし。




「告白だって1度されたことがあるだけだよ」




それが初めて出来た彼だった。



大学2年のときに告白され、恭司のことが好きだったけれど、彼女もいるし諦めるしかなかった私は、その彼と付き合い始めた。

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