第22話

「ーーー何がそんなに不安なの?」



「・・・わかんない」



「隠さなきゃいけないほどのキスマークを付けられるなんて、独占欲の象徴でしょ?愛されてる証拠じゃない」



そう、なのかな・・・



恭司が私に嫉妬してくれたことは、正直すごく嬉しかった。会社で飲み会があると言っても、それほど関心も示さなかった恭司。


それが誤解とはいえ会社の上司が車で送っただけで、そんな恭司があんなにも我を忘れるほど急に嫉妬するものだろうか?


本当にただの嫉妬だけ・・・?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る