第37話
また……っていったい何だろう?
私はいじめられた経験はない。
でも、これには……。
キーンコーンカーンコーン……
二人でノートを覗き込んでいたら、4時間目が終わるチャイムが鳴り響いた。
時間の経過をあまり気にしていなかった。
お昼休みになってしまったけれど、教室に行く気にもならない。
「村上さんはお昼どうするの?」
河北さんの問いかけに、私は、うーんとうなってしまった。
いつもなら、夕夏たちと食べているけれど、今日からは一緒に食べられない。
「よかったら準備室で一緒に食べない?昼休み、暇なら図書室の仕事手伝ってほしいし」
「え?あ、うん……。いいよ……」
私が返事をすると、河北さんはカウンターの後ろにある扉を開けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます