みんしんなくばたたず

 カクヨムコンで色々創作論周辺が荒れている様子です。

 正直、既に書いている人間にとって他人の創作論なんてのは読むだけムダです。

 かけない人間がかける人間をけなすための基準でしかありません。


 そう思った上で読みましょう。


 もちろん中には有意義なものもありますが、今それを活かすことはできません。

 なぜなら、それをプロットロジックとして組み込んでいないからです。

 どれほど良さそうに思えても、次回作からにしましょう。




 ネット小説の品質と、数値評価という成果の間にあるものは単なる結果論以上の意味はありません。

 そこに作品の品質の評価は関係ありません。

 さらに言えば、多くのネットコンテストの、最終選考にノミネートされるような作品の品質の上下はほぼ関係ない、単に選考者の好み、その場の運、気分でしかない、といって差し支えないでしょう。

 一方で一次選考の突破はどちらかと言うとネット戦術によるもののように見えます。


 もっと言えば、ネットで評価するヒトが本当に平等に機会存在するかどうかさえ、統計的には実は怪しいとさえ言えます。

 表層的な公開された数値を頼りにすることはかなり困難です。




 現実問題として、カクヨムを始めとしたネットコンテストは、理不尽な過当競争をクリエイターに課している極めて苛烈なストレステストです。

 票の売りつけやbotと捨て垢を使ったDoSまがいの閲覧数の水増し行為などの風聞も耐えませんが、ネットの特性を考えれば技術的には可能であり、当然に有り得る話です。

 数字として現れる評価と直接間接的な嫌がらせ、或いは場合によっては運営側からの削除要求などの結果に繋がる可能性もありえます。


 私もおよそ全部経験しましたし、なんなら、掲示していたサーバーごと吹き飛んでそれなりに愛着のあった作品が丸ごと消え去ったこともあります。




 不特定多数の作品評価からくる精神的圧迫を、どのようにして耐えるのか。

 リアルの生活と収入です。


 どういう方法でもいいので、実生活の収入を安定させましょう。


 基本的に理系の大学を出て、電気系の実装をおこなうような工場を持つ企業か、自動車規模の機械系がおすすめですが、転職の自由度を考えると機械よりは電気のほうが属人性が強く認められており応用範囲が広いように思います。


 CADやCAMあるいはソフトウェア的な解析とハードウェア的な設計が出来るようなキーボード製作やロボコンやあるいは自働車競技系のコンポーネントなどの装置を丸ごと自分で見るような経験があるとだいぶ違います。


 一般的に商品をおカネにするためにやることの流れは、雑に言えば、

①お客の話を取りまとめ、

②要望のラフな完成想像図を描き、

③詳細図面を整え、

④部品を揃え、

⑤組み立て、

⑥話のとおりに動くことを確認して、

⑦お客に引き渡す。

という流れなので、その中に自分をねじ込むような形にすれば楽におカネが稼げます。

 世間的に①と②が人気のようですが、おカネになるかどうかは才能と適性なのと流行が大きいので、消耗も激しい部門です。


 一般企業だとどこか例えば、今の話だと電気系の工場なら⑤の行程に入り込めて例えばハンダゴテが握れるような職人仕事で人並みに働けるとなれば月に四十万か、もっと稼げるようになります。

 おそらく手取りで二十万後半とボーナスというところでしょう。

 あるいは、専門的な分野で完全に独立してしまうのもよいと思います。

 ともかくなんでもいいので、収入を安定させることです。


 ネットで小説を発表するのなんて、正直リハビリ中の半病人である私でも出来るのです。


 まずは生活を安定させましょう。




 実家が太いというなら別になにもいうことはありません。


 ネット小説は収益構造として、、①の前にあるべき具体的な顧客と⑦の後ろにあるべき集金装置構造がありません。

 色々立て付けを頑張っているヒトもいるし、例外もあるけど原則としておカネになるはずがないのです。


 つまり、ほんの僅かなピンホールとして出版社があるというわけです。


 そういう狭き門にたっているという前提でコンテストに挑みましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る