第24話

その時は、なんか、凄くショックでその場で固まってしまった



その後見つからないように、小さくなってたのは覚えているけど、あとのことは覚えてないんだ



どうやって家に帰ったのかも覚えてない―――



月夜の出来事は今でもはっきりと鮮明に覚えている


それを見てから、思いだす度に自分の中心が疼くことを知ってしまった



それから私は、自分でれるなった



砂浜で見たたっかを思い出すと


体に熱が集まるのがわかって



自己嫌悪にかられながらも、止めることが出来なかった



そうやって、私は自分を慰めるようになってしまった




たっかの、あの神聖にも見えた行為が、新たな『欲』を生む結果になったんだ


そのうち欲は気持ちと連動するようになった

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