第17話
そんな事を涙をためて考えてたら家に着いて、リビングの明かりが漏れているのが外から見えて嫌な予感がする
こっそりと窓際に立って、耳を澄ます
・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっぱりな・・・・・・
どうしよう
家に帰れない
私が帰って気まずくなるのも嫌だ
大方、私が12時を越えても帰って来ないから、友達の家に泊ると思ってるかも知れないけど、こうやって帰って来てしまった。
地元の友達のところも、こんな深夜に行くのも失礼だし、
その親たちに後日理由を聞かれて、
「うちの親リビングで真っ最中で、帰れなかったんですよアハハ…」
なんて言えない。
表玄関も裏玄関もリビングを通らないと部屋に行けないんだ‥…。
燃料計を見れば赤ランプがついている。
これは、街まで行けるか微妙な感じ・・。
途中にスタンドはあるけど、H24のスタンドは街に戻らなとない…。
いつも、ガス欠に注意しろよって、たっかに口酸っぱく言われてるのに、このザマ。
絶体絶命だ
参った。
さっき怒らせたばっかだけど、うちの両親の『こういう事情』を昔から知っている『たっか』しか頼れない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます