第61話
「私も幸せだよ、ヒロ君」
乙葉は少し酔ったのか大胆にも自分から距離を縮めてきた。
俺は彼女を受け止めて口づけを受け入れる。
あてるだけで離れようとする彼女の腕を掴み引き寄せた。
いつもよりも深い口づけを交せば体の一部が反応してくるのが分かる。
俺の胡坐の中にいる彼女にもそれが伝わってしまったのか顔を赤らめていた。
「足りない・・・もっと先に進んでいい?」
「うん…いいよ」
間接照明だけの部屋灯りの中、どんどんと憐れもない姿になっていく乙葉。
初めは首元を広げて顔を埋めこめかみから鎖骨までキスしていく。
鎖骨から肩までを指でなぞればか細い声をあげていた。
ここで喘ぐなんて・・・よっぽどの感度の持ち主なのだろう。
・・・いや、それとも・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます