冒険者ランクSSSタイセー・ヨミウリ人外記
下町荒川砂町銀座
第1話 (第1章)冒険者ランクSSSタイセー・ヨミウリ人外記
王国暦250年11月
マクガフ公爵家の影部隊
オドア影部隊隊長・Sランク冒険者
「こんな真似してタダで済むと思うなよ。」
タイセー・フォン・ヨミウリ
「タダで済むもなにも全員救出した。お前らもうThe Endなんだがな。」
「マクガフ公爵家に逆らってセリーグ王国で生きていけると思ってるのか?タイセー。」
「あーー御託はいいからサッサッと始めようぜ。つってもお前らレベルじゃ秒殺かな、少しは俺をたのしませろよ。」
「やれ!!」
夜の闇に溶け込む影部隊魔術師20人が一斉に魔法を放つハズだった。
「なんだかんだあーだこーだファイヤーボー…がはっ」
「やーれんそーらんほいのほいストーンバレ…うげっ」
「「「*&#%37[9+@/:_{2\エアカッタ…ぎゃあー ひいー おごおー」」」
「おいおい詠唱なげぇーよ影部隊さんよぉ。そんなんでよく最強暗殺軍団なんて名乗れるよな。恥ずかしくないのか?」
魔術師20人の内15人がタイセー光魔法のスキル光防御結界物理を叩き込まれ、腹の真ん中にデカイ風穴が開き、
「残り5人いまは助けてやるから安心しな。大事な証人だ喜べ、後で楽しい拷問が待ってるぞ。彼奴らの拷問道具なかなかエグイんだよ、今死んでた方が楽だったと後悔しながら泣き叫ぶ事になるが運命だと諦めろ。」
スキル光
「ぐぅぅぅぅここから出せぇー」
「何だこの網は離せーー」
「うる
空間魔法のスキル収納で5人をエリアタイセー内に収納する。
いったん光投網に拘束されるとタイセーが直接触れなくても、一瞬で取り込める便利なチートスキルだ。
「くっ格闘部隊!!奴の息の根を止めろ!!」
身体強化を終えた屈強でスピードのある輩達10人。毒塗りナイフを投げ突進してくる。
「俺に飛び道具ってマジかよ、よほど早死にしたいんだな。」
収納&転移スキルレベルMaxのタイセー。得意の収納転移複合魔法で毒ナイフを収納、瞬時に輩10人の背中に転移で出す。
「「「ウギャ…ゴハッ…グッ」」」
「あらららら、即効性のエグイ毒塗ってんな。これじゃ助からねぇーわ。」
自分で投げた毒ナイフが背中に刺さり全員倒れピクピク痙攣している。
「俺は王国1優しい冒険者だからな、苦しまないよう楽にしてやるよ。」
無詠唱でタイセーの空間魔法スキル転移が10人の上半身に放たれた。
「オドア先輩プレゼントだ」
ぼとバタバタどしゃぁ
「うっ!ぐうう!!」
オドア隊長の頭上から10人の上半身だけが降ってきた。ぐちゃぐちゃになった胃や小腸大腸のオマケ付きで。
「あー悪いな転移失敗しちまった。ヘソから上だけ飛ばしたら人間死んじゃうよなぁ」
10人分の血と内臓を身体中に浴び憎悪の塊になるオドア隊長。
「さてオドア先輩1人になったぞ、Sランク冒険者らしく派手に殺りあおうぜ。逃げるの禁止な、収納魔法で取り囲んでるから自分から飛び込むようなもんだぞエリアタイセーに。」
「ナメるなガキが」
オドアのSランク土魔法が炸裂!!地面に槍が生え串刺しを狙い、空から無数の岩石が襲いかかってくる。
「無詠唱か流石Sランクそうこねぇとな」
その攻撃と同時にタイセーの足場周りが固い地面から砂地獄に変化、ズブズブと身体が沈んでいく。
「やったか!!」
大陸中で"土の悪魔"と恐れられたオドアの攻撃。世界に5人しかいないSランク冒険者でも、それを防ぐには相討ち覚悟で挑むという。
土埃が収まり視界が回復する。そこには「よおオドア先輩、流石Sランクだ。ちょっとした退屈しのぎにはなったぜ。」
「収納したのか?あれを全部一瞬で…」
「何言ってやがる、あれを全部って大袈裟なんだよ。あんただけは殺さず捕獲しろって依頼主からの条件だからな。殺る気なら転移魔法で全部、あんたに叩き込んでるとこだ。」
「……依頼主は誰だ」
「言うわけねぇーだろ💢それより面白いよな、普通相手が人間なら捕らえろとか確保って言うだろ。今回は捕獲しろだぞwそれ魔物や動物に使う言葉だ。てめぇはその程度なんだよ!!」
無言で光投網を用いオドアを拘束しスキル収納内に捕獲した。
タイセーの空間魔法・スキル収納は生物も入れる事が可能。
「んじゃお届けするか依頼主セリーグ王国・セリーグ12世国王陛下の元に」
シュン!!
マクガフ公爵家 謀反の生き証人オドア影部隊隊長と5人の魔術師を収納し、転移で王城の皇太子執務室に降り立つ。
「よおタイセー予想以上に早かったな。」
「ああ気合い入れたからな。やっとこれで念願の
「甘いぞタイセー。虎屋の粒餡虎焼きより甘い。」
「はあ皇太子だからって何言ってやがる。もう出してやんねーぞ虎焼きも三笠山も。」
「虎屋も文明堂も出なくなったら、お前を追いかけて瑞穂王国に出奔する。」
近衛兵副隊長
「グリフィン・セリーグ皇太子殿下!!出奔などと滅多なことを言うものではありません!!」
「ははは冗談だよ。相変わらず堅物だなヘルナンデス副隊長。」
マシソン皇太子専属執事
「ヘルが堅物なのは生まれつきなのです。」
「ほらよ」
「「「おおーーー」」」
大好物の虎焼きと三笠山をギフトショッピングモールで執務室内のテーブル上に取り出しソファーに腰掛けるタイセー。
日本茶と一緒に美味そうに食べる皇太子殿下にヘルナンデス副隊長とマシソン執事。
「殿下お茶はペットボトルに限りますね。」
「ああ紅茶も良いがタイセーの出す和菓子は玉露じゃないと駄目だ。」
「ムシャムシャ、ゴクゴク」
「まったくお前ら3人は…まあいいか、美味いものは皆で食べるに限る。」
今日も一仕事終えたタイセーは何時もの部屋で何時ものメンツと「3時のおやつは文明堂🎵あっいけねカステラも出さなきゃ」
「「「それな!!それです!!それでよろしいかと!!」」」
先程までの戦闘が嘘のように平和な午後になりましたとさ。
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今から5年前
王国暦245年10月
タイセー・フォン・ヨミウリ(15歳)
セリーグ王国ヨミウリ侯爵家三男
転生前の名前は
東京都江東区北砂出身。社会人3年目で都営新宿線大島駅近くの賃貸マンション暮らし。実家は徒歩10分の距離で母校
転生物によくある「ここはどこ?わたしはだれ?」って状況じゃないのは助かる。
「記憶あるのは助かったけど、15歳って何だよ中3だよな子供じゃん。風呂あがりのビールぷはぁ~出来ないの?キツイなそれ。」
令和の日本で平凡そのもの、普通の大学出て普通の中小企業(社員120人)に就職。収入も普通だがブラックでは無い。定時9:00~17:30で残業は週に1度あるかないか。仕事帰りに先輩や同僚達と会社のある墨田区両国でビールぷはぁ~が日課だった。
人生で唯一頑張ったのは5歳から高校卒業まで続けた剣道で、高2高3と2年連続インターハイを制しる。
当然その道で推薦入学引く手あまただったが、「いや剣道はもういいだろ、高校チャンピオンのまま勝ち逃げだよw」よくわからない性格である。
そんな大蔵大晴がタイセー・ヨミウリ侯爵家三男に転生。後にフェンウェイパーク大陸唯一のSSSランク冒険者・タイセーになるまでの
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【余談】
スケートボード金メダリストで東京・パリオリンピックを連覇した堀米雄斗選手は
偉大な後輩よ三連覇狙って下さい。
この物語に出てくる人名・国名・団体名等はフィクションです。
m(_ _)m
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11/2(土)新しい作品公開しました。
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チート織田信長・本能寺を回避1570年金ケ崎の退き口前に降臨
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本格的公開はまだ先ですが取りあえず1話だけ。
織田信長が本能寺を回避した場合、しかもチート能力を持って戻って来たら、どういう世の中になるのか?
そんなif戦国物ですが宜しくお願いします。
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