第4話

西暦2054年の日本で、この世をそれまでの姿から一変させる戦争が起こった。




ただの戦争ではない。


それは、人と人ならざるモノたちとの、仁義なき戦争。



人間と妖との戦争だ。

 


それまで息を潜め、波風立てずに生きていた妖たちが、この世の支配者、人間に対して戦を起こしたのだ。


今まで何十回何百回と戦争を繰り返してきた人間たちでも、摩訶不思議な術を使って殺戮を繰り返す妖たちには敵わなかった。


結果として、戦争は妖側を優勢としたまま、和平がなされ、終結した。

 


それ以降、妖は堂々とその姿を表し、その力を持って日本の政治に取り入り、それまでの日本を覆して行った。

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