第2話

パラパラパラ


雨が降ってきた。

周りの人たちは、屋根がある場所に急いで行っている。


ザーー

さっきより、ひどくなった。


それでも私は、足を止めない。


それから、10分後には、傘を差し、歩く人達が段々増えていった


その人達は、傘をささず、現在進行形でびしょ濡れの走っている私をみて、ギョッとした表情になった


その人達を横目でみて、こんな大雨では探さないだろうと、走っていた足を止めた。


足を止めると、緊張の糸がプツンと切れたのか、足ががくんと下に落ちた

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