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九条君をクリアできた事だし、また明日考える事にして今日は寝よう。
大きなあくびをした後、私はベッドに横になって部屋の電気を消した。
シークレットキャラってどんな人なんだろう。
九条君よりもイケメンだったりするのかな?
そんな事を考えたら、気になって目がさえてしまった。
枕元に置いてあったスマホに手を伸ばして、シークレットキャラについてまた検索をかける。
すると、気になるブログの記事を発見。
『シークレット出現方法』
その文字をクリックすると、攻略方法がビッシリ書かれたブログが出てきた。
「3人をハッピーエンドで終わらせた後……」
思わず読み上げてしまったけれど、その続きを読もうとした時、睡魔が襲ってきた。
このタイミングで何で眠くなるのか理解できないんだけど……!
そう思うのに、目を開けていられない。
そのまま引きずり込まれるような感覚に身を任せて、私は意識を手放した。
次に気づいた時、私は真っ白な世界に一人でポツンと立っていた。
「……ココどこだろ」
ポツリとつぶやいてみたけれど、答えはない。
……夢の中?
それならこんな変な場所にいるのもうなずける。
「……何これ」
少し歩くと、石碑みたいな物があった。
モニターが埋め込まれていて、文字が表示されている。
『名前と誕生日を入力してね!』
その文面を見て、私の心は踊る。
まるで、乙女ゲームの始まり方のよう……!
ドキドキしながら、名前と誕生日を入力した。
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