第6話
「リリ、“残念”だったね」
今日の高等学校夏季体育大会弓道競技会の成績が思わしくなかった私。
励ましてくれる仲間もいれば、“部のお荷物”と言わんばかりに冷たい視線を向けてくる先輩もいた。
“残念”とは言葉のまんま、4射中1本も矢が当たらないことを「残念」という。
こんなこと、二年になってから初めてだった。
「山城、ここ最近、急に調子が悪いんじゃないか?」
顧問の先生が言うように、数日前の合宿があった頃から、私は不調だ。
というか、つかれているのかもしれないと思う。
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