第42話
私が私でなくなるような、
高校生の私を今の私が見ているような映像が流れる。
ーこれは、教室?
もう暗い教室には凪と私がいた。
『別れよう』
泣いて、泣いて、
声だけは押し殺して、目が腫れるほど泣いている私の横を凪は去っていった。
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