第11話

「はっ…?」


「あ、えーっと!!」


眼鏡がずり落ちそうなくらい慌てている。


その動作がなんだか面白かった。


…クス。


「え?」


「あ。」


きょとんとする男性。


やばい、笑い声が出てしまったようだ。


「あの、ごめんなさ…!」


窓から光が差し込んでくる。


あぁ、もう夕方か…。


彼の白い肌が照らされる。

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