第4話

それを裏付ける強烈なエピソードはもう一つある。


それは、高校の時の同期と大学生になって集まった時だった。


最初は軽いノリで4人で集まった。


男2人と女2人。


それなりにメイクもちゃんと覚えて、ちょっとは見違えるようになったと思う。


そう思っていた。


けれど、そう思っていたのは私だけだった。


特に何も無く解散したのち、

すぐに帰ってSNSを開いた私は驚愕した。


なんとそこで会っていた2人が付き合っていたのだ。


ハッシュタグ、【運命の再会】なんて付けて。


「は、はは…」


もう笑うしかない。


結局は、私は引き立て役。


誰にも振り向いてもらえない人種なのだ。

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