第51話

「ああ、彼女と出会えるなら、何でもする覚悟だ」


「いい瞳ね」


フェアリーゴッドマザーは微笑んだ。


「ビビデバビデブー!」


俺の周りをキラキラとした星が包む。


何かが俺に付与されたように感じる。


「これが、あの子と出会うための魔法…」


「いつか、会えるわ。あとは貴方の頑張り次第よ」


胸に手を当てて、妖精に一礼した。


「ありがとうございます。本当に」


「信じていれば、夢は叶うものよ」


そう言って微笑んだ妖精は魔法の光に包まれて消えていった。

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