第45話

諦めなければいけない時はくる。


俺は王妃がいないことで一人で仕事をこなしていた。


誰にも文句は言わせない。


いつか君と出会った時に恥じない王であるために。


必死で政務をこなしていた。


いつしか、俺を馬鹿にする者はいなくなった。


そして、結局。


君に再び会うことはなかった。

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