第28話

「そんなの、嘘でしょう?」


「嘘じゃありません」


「私が…シンデレラの生まれ変わり?」


「そうです」


可愛くてふわふわした女の子の桜なら分かる。


けれど、私?


「どうして私がシンデレラだって分かるの?」


「わかります」


「え」


「だって、ずっと探していた…初めて好きになった人ですから」


顔が赤くなる。


告白ともとれるこの言葉。


恥ずかしくて天王寺くんの顔が見れず、顔をそらした。

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