第2話
「まだ眠い…」
顔を洗って制服に袖を通す。
高校2年生の私。
最初はウキウキしたこの可愛い制服にもなんのトキメキも抱かなくなった。
青いブレザーに黒いプリーツスカート。
ここらへんの地域では有名な進学校で制服も可愛く倍率が高い。
よくまあ私が入学できたものだと思う。
かくいう入学してからの成績はむむむという感じだけど。
「莉音ー!朝ごはん冷めるわよ!」
「今行くってー!」
走って階段を降りた。
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