第66話
「華音きて」
バスルームを出てから寝室に連れていかれた。
バレたかな‥
「光明さんと話はついたか?」
『‥まだ』
「そうか」
『旅行終わったらまた話する』
「分かった」
『‥貴一?』
「どうした?」
私は貴一にキスをした。
「もう一回するか?」
『‥違うよ‥』
「俺も不安だ。
だけどお前を信じてる」
私の不安を取り除いてくれようとする貴一
だけど違う
私は貴一を裏切っている
そんな私を優しく抱きしめてくれる
「このまま寝るぞ」
ごめんなさい‥
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