第38話

「光明さん

昼間華音と何かありました?」


「中で話してただけだ

俺の気持ち」


「旅行どれだけ華音が楽しみにしてたか

分かりますか?」


「あぁ

アイツにも旅行が終わってから

話をしようといわれた」


「ならどうして」


「この旅行中お前達がヤってんの

耐えられると思うか?


たえらんねーよ」


「ぶち壊す為に

あんな事言ったってわけですか。


光明さんがかのんを忘れてないことは

わかってます。


店に来るお客に言い寄られるたび

華音を思い出してんのも知ってます」


「彼氏さんにはお見通しだな」


「華音と2人で話してください。

アイツが決めることです


それと旅行中華音を抱きません。

フェアじゃない


華音が光明さんを選ぶなら

俺はそれを受け入れます」


「余裕だな

かのんがお前を選ぶ自信があるんだな」


「自信というか

アイツを信じてます。


光明さんは男の俺から見ても格好いい

金もあって仕事も成功してる。


それに華音が光明さんを

どれだけ愛してたか知ってます


だから光明さんに気持ちをいわれて

アイツは今頭ん中パニックなってると思います


自分達で前を向いてもらわないと意味がない」

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