第27話

中に戻ると

リビングの広いソファーに

みつくんが横になっていた。



どの部屋を使っていいのか

分からなかったので

私もソファーに座った。



私達2人が座っても

後10人は余裕で座れちゃう広さがある




みつくんは寝ていると思い


『ずっとここにいたいな』

とつぶやいた。


「ならいるか?」


『起きてたの?』


「目閉じてただけだ」


『なんだ。

びっくりしたなぁ』


「ずっとここにいるか?」


『無理でしょ。

仕事もあるし貴一もいるし』


「だよな‥


前に進めてないのは俺だけだな」


『みつくん?』



突然みつくんが暗い顔をした。


酔っているのか

とても悲しい顔をしている。

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