第44話

10分もかからずチャイムが鳴る



遥香だ



扉を開けると遥香の姿があり

すぐに抱きしめてくれた



「かのんごめんね。

大丈夫?

私がBARに無理矢理誘ったから‥

本当にごめんね。」


と遥香が泣いていた




『大丈夫だよ。

それに遥香のせいじゃないよ

遥香には本当に感謝してるんだから

泣かないでよ』



玄関で抱き合いながら私達は泣いていた




部屋へ行き

遥香に飲み物を出す




「そういえばリクさんが電話きた?

昨日リクさんに

かのんの番号知らないから

教えて言われたんだ」




あの知らない番号はリクさんだったんだ

そういえばリクさんの連絡先知らなかった




『知らない番号から電話あった

けどまだかけ直してない。


リクさんだったんだね。』



「リクさん凄く心配してたよ。

あの後3人でかのんの部屋出てから

リクさん、先輩殴って大変だったんだよ」



『え‥リクさんが?』



「そう‥

かのんちゃんを裏切って許さないって

何度も殴ってたんだよ。


アタシじゃ止められないし

先輩も抵抗しないし大変だった」



『そっか‥』




そんな事があったんだ‥

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