思い内にあれば色外に現る
第2話
ガタガタと窓が音をたてると、私はネックレスを握ったまま窓に目を向けた。
自然の光が今日の役目を終えると、外の世界は暗闇に包まれる。徐々に静かな世界に音が落ち出すと、眺めていた窓が濡れていった。
夜が泣いている。
しかし、窓を叩く風が夜の涙を吹き飛ばしていた。
荒れ果てた空模様が私の心に憂いを浴びせる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます