聞き慣れた言葉なのだけど個人的には違和感があるというか、当たり前の言葉として使うのってどうなの?と思う時がある
武 頼庵(藤谷 K介)
日常会話の中で使う? 『Z世代』という単語
本日もK介エッセイにお寄りいただき、御目通しくださりありがとうございます!!
今年ももうすぐ10月という事で、割と朝や夜は過ごしやすい気温になってきましたね。というか突然『急降下』とも表現するような下がり方になってますので、こちらをご覧の皆様も体調などお気をつけて過ごしていただきたいと思います。
さて挨拶もした事ですし、今回のお話しのテーマとまいりましょうか。
今回のお話もですね、ちょっとK介らしくないですけど、真面目よりなお話となります。
お時間がございましたらお付き合いくださると嬉しいです。
私達が幼い頃って所謂『第〇次ベビーブーム』と言われていた時期でして、この頃の事を『ベビーブーム世代』とか称されたりしていますけど(今もなのかは分かりかねますが)、同じように近年ニュースなどで良く使われている言葉に『Z世代』というモノがありますよね。
いつから使われるようになったのかは詳しくは知りませんけど、皆さんその言葉の意味を正確に理解しておられますか?
実のところを申すとですね、私自身は良く知りません。しかしよく耳にするので気にはなる――という事で調べたんですよね。
ここからは調べた事を明記したりしますので、『知ってる』という方は読み飛ばして頂いて構いません。
『Z世代』とは?
調べたところによると、調べた媒体によって多少の誤差があるのですけど、おおよそ1990年~2010年頃までに生まれた方々の世代の事を『Z世代』と表現しているようですね。
現在の12歳~29歳までの方がこのℤ世代に含まれることになりますけど、結構幅が広い。
そしてこの世代の特徴というのも挙げられていたんですけど、難しい言葉などが並んでいますが、要約するとデジタルツールに強くて時間の使い方(効率)を重視している世代――という事になるのかな?
え!? そうなんですか?
確かにインターネットの普及により、アナログからデジタルへの移行にフィットしてきた年代というのは分かる気がしますけど。
で、実はこの『Z世代』という言葉ですが、元になった名称がアメリカの『X世代(約1965~1980生まれ)』と『Y世代(約1980~1995生まれ)』という言葉があって、その次の年代だから『Z世代』と呼ばれるようになったという事なのです。
けど……。
それじゃぁこの世代の後はどのように表現されるの? て疑問に思った事無いですか?
『
そしてアルファベットの最後の文字『Z』があるんだから『A世代』はいつなの? なんて思うのは私だけですかね?
というか、この『Z世代』という呼称ですが、今では普通にしれっと元から有る言葉のようにメディアなどで使われてますけど、その世代の年代の事などに一切触れないので、良く分からないけど「そういう風に言うんだぁ……」的にふわっとした理解をされている方もいらっしゃるんじゃないですかね? 私もそちら側の人間でして、良く知らなかったというのが現状です。まぁ普通に暮らしていればまず『Z世代』などという言葉は使いませんけどね。
このZ世代という言葉と似た言葉と言えば『ゆとり世代』というモノも有ります。こちらはですね、私たちの過ごしてきた学生時代の事を思うと語感的には分かりやすいんですよ。
私達は今のように完全週休2日制ではなく、土曜日も授業だったりお仕事だったりが当たり前のようにありまして、家族と過ごす時間や生活にゆとりのある時間を過ごすためという事で(当時はそのような話だったと思いますけど)進められた整備の1つが『完全週休2日制』だったんですよ。
その代わりと言っちゃなんですけど、2日休みになる分は平日に盛り込まれるため、1日の授業量が増える、平日の仕事量が増えるなどの問題点が今も起き続けていますが……。
今は少し見直しの意見もちらほら出ているとかいないとか――。
という事はさておき、この『ゆとり世代』という世代ですが、1987~2004年生まれの方々を差す言葉で、2002年に施行された『ゆとり教育』を受けてこられた世代なんですね。
そうなんですよ、この『Z世代』と『ゆとり世代』って実の所は生まれ年という点で言うと被っている方もいらっしゃるんですよね。
もう、ニュースとかでこの言葉たちが出てくると混乱しちゃうんですよねぇ~。どうにか単一の言葉でまとめて欲しいところですよ。
そしてこのZ世代という言葉以降にも新たな『世代』という言葉が生まれるわけですよね。いっそ元号みたいにしてくれると分かりやすいんですけどね。『令和世代』とか『平成世代』や、『昭和前半・後半世代』とか。
メディアにしても言葉を使うのであれば、「わたしたちはこのように○○世代と提唱し、今後この言葉を使用して行きます」などとしっかりと明言してくださるといいんですけど。そういう事も無いままさも当たり前のように使用していくので、今更聞けない感があります。まぁこれはあくまでも個人的に思っている事なんでね。
上記の様な明言があれば、wikiや現代用語の――に○○が言葉の提唱者は~などとしっかり明記されて、良い宣伝になると思うんですよね。後世にも残っていくだろうし。
なんて思ってしまったというのが今回のお話でした。
※あとがき※
御読み頂いた皆様に感謝を!!
いつの間にか定着してしまっている言葉でも、実は意味が分からないというモノって意外と多く有るんですよね。
とくにカタカナ英語などは専門性のある方が良くお使いになっている印象ですけど、一般的に皆さんが理解しづらい言葉を使うよりは、日本語でちゃんと理解できる言葉を選んで話した方が伝わると思うんですけどねぇ……。
聞き慣れた言葉なのだけど個人的には違和感があるというか、当たり前の言葉として使うのってどうなの?と思う時がある 武 頼庵(藤谷 K介) @bu-laian
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