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「勝手に入ってくんな!今行くから、さっさと向こう行ってろ!」


ブスッたれたアイツが


「あっそ!おかず一品減らしといてやる!」


そう言い捨ててリビングに向かった様だ。


「なんだよ!」


友達以上にはなっていると思いたいが、アイツの事全てを知っているわけではない。

かといって、土足で踏み込んで良いのかもわからない。


今のままこの距離感でも心地よいのだから…


「まぁいいか…」



「ちょっとーはやく来なさいよー」


リビングから呼んでいるのか、叫んでいるのか…


「ああ?今行くって言ってんだろ!」

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