85
あきらかに、本なんて読まないタイプの子だと思ったが、推理小説は別らしい。
偶々だったが、好きな作家を伝えたら、くらいついてきたのだから…
ただ、あの学園に入学出来る程、親の所得があるのかと、言う話になってくる。
見た感じから、お嬢様ではない。
言葉の端々に出てしまうのか、素の飾らないあの子が俺と一緒にいても、気にする様子もなかった。
それに、俺に媚を売って来ない子は久しぶりだ。
小学校高学年頃からは、人となりを見るのではなく、その人の家柄ばかりを気にする輩が多く、本音で話が出来るのは、杉本くらいなものだったから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます