第61話 マナエ
チナツが「マナエ、おはよう」と挨拶をした。
マナエは「ん?お母さん。おはよう」と挨拶を返した。
チナツが「マナエ、こっち来なさい」と手招きをして長いマナエの髪の毛をくしで溶かした。
マナエは「ありがとう」と感謝をして、チナツは「こちらこそ、気を付けて行って来るのよ」とマナエを見送った。
マナエは学校に行くと「おはよう。ミミナ」と挨拶をした。
ミミナも「おはよう、マナエ」と手を振った。
マナエは「今日、暑いね?」と話し掛けると、ミミナも「そうね。お互いに暑いから熱中症には気を付けましょうね」と話し掛けた。
その途中で「喉が渇いたな」と思って居たら、マナエが突然倒れてしまった。
ミミナが「マナエ、誰かいる?」と助けを求め救急車を呼んだ。
ミミナが救急隊員に「マナエ、もしかしたら学校に向かう途中で倒れてしまって、熱中症かもしれません」と話をすると、救急隊員が「分かりました」と返答をして、マナエをストレッチャーで運んで行った。
その後マナエは、点滴を打って暫くすると息を吹き返して、飲み物を飲めるようになっていた。
いつの間にか助かったような気がして居たマナエは、「お世話になりました」と病院を後にした。
そして病院に迎えに来たチナツが「ああ、無事で良かった」と安堵の声を漏らした。
それからと言うもの、水分補給をしっかりするようになって行ったのだった。
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