第43話  ミカゲ

ミカゲの母のジュンコが「ミカゲ」と呼んだ。

ミカゲは「ん?お母さんどうしたの?」とジュンコに尋ねた。

ジュンコが「ミカゲ、何か今誰か来たわよ」とミカゲに声を掛けた。

ミカゲが「え?今日は誰も来ない日よ?」と玄関の方を驚いて見て居ると、不審な男性が2人入って来たのだ。

ジュンコが「ミカゲ、どうしたの?」と聞くと、ミカゲは慌てて「あのさ、この家は鍵閉めて居ないの?」とジュンコに聞いた。

ジュンコは「此処は誰も居ないし、盗む物も無いからその内逃げちゃうわよ」と話をしている隙に、腕時計やら色んな宝石を盗んでいった。

ミカゲは警察に通報し、「こちらは町野市緑区14-3です。今不審な男性が2人来て、金品を持って行かれましたので、至急来てください」と電話で話をした。

ミカゲが外に居ると警察が来て「こちらで不審者を見たんですね。どちらに行かれたか分かりますか?」と尋ねられて、ミカゲが「此処の家から右の駅前の方に行きました。ミツギ駅です」と警察に伝えた。

警察が「ありがとうございます。そちらに行って見ます」と敬礼してお辞儀をして居た。

ミカゲが「ふー、やっと警察に通報が出来て良かった」と額の汗をタオルで拭いた。

カゲハがミカゲを心配して「ミカゲ、泥棒って何処から入ったの?」と聞くと、ミカゲが「玄関からがたがた音がして見たら、そこに不審者男性が2人居たのよ」とその時の事を思い出してガタガタと体が震えた。

カゲハが「また何か有ったら連絡してね」と連絡先をカゲハがメモをして、ミカゲに渡した。

ミカゲは「カゲハ、心配してくれてありがとう」とカゲハにお礼を言ってメモを受け取った。

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