第19話 愛犬の行方
「はい、私は、ミヤコです。今回そちらで話していた件なんですが、家で飼っていた犬が見当たらなくて何処にも居ないので、探して頂けませんか?」とミヤコからの依頼が入った。
ショウタが「解りました。ご依頼ですね。犬が居なくなったのは何時頃ですか?」とミヤコに尋ねた。
ミヤコが「夕方に居なくなりました」とショウタに答えた。
ショウタは、「夕方に居なくなった」と言う話を聞き、何時も出歩く場所と愛犬の画像をチラシに載せた。
ショウタが「こちらの犬を見た事はありますか?」と近くに住む近隣住民に聞き込みを始めた。
近隣住民の方が「あぁ、この犬ならこっちの方の右を歩いて行って、今じゃ空き家になって居るこの古い家に入って行ったよ」と目撃した人の情報をもとに空き家へと鍵を借りて入って行った。
空き家の中は、物が散乱し、所々散らかっていた。
懐中電灯を持ってショウタは、此方に向かって来る影が見えて、「ワンワン」と言う犬の鳴き声が聞こえて来た。
そこで飼い主のミヤコから預かった大好きだと言うジャーキーを愛犬のクロに食べさせた。
クロが「はぁはぁクチャクチャ」と食べている音だけが空き家の中に響いていた。
ショウタはクロを抱きかかえ、空き家から出てくるとショウタは門の鍵を閉めて飼い主のミヤコの元へとクロを返した。
ミヤコが「ありがとうございます」とお辞儀をして嬉しそうにして居た。
ショウタが「すみません。クロは今何も食べて居ない様でお腹を空かせています。何か家に帰ってから食べさせて下さいね」とミヤコ達に伝えた。
ショウタは「では、私は帰ります」と一言を残し、去って行った。
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