第6話   訪問者

ピンポンと家のチャイムが鳴ったので、ユウリが「はい。」と返事をして玄関に向かった。

その訪問者は、マトベ カオリと言う占い師が名刺を渡した。

カオリが「私がマトベ カオリです。占い師として本日、ユウリ様の担当をさせて頂く事になりました。早速ですが、お悩みは何ですか?」と台所のテーブルの椅子に座った。

ユウリも台所のテーブルの椅子に座り「はい、私は先日、友人のショウコが亡くなってから目が見えなくなり、目から見える光も届かなければ生きて居る心地がしないんです。いつ、私はショウコの元へ行けるんですか?」と話を始めた。

カオリは「うーん、そうですね。亡くなると言った条件で話をされていますが、あなたは生きて今できる事を頑張ろうとして居ると思います。亡くなる事が全てではありません。」と最後に付け足して、占いの助言が終わった。

ユウリは「ありがとうございます。私は、そんなに悲観的にならなくても普通に生きていけるのですね。」とカオリに話をして終わった。

カオリは「また何かありましたら、その都度ご連絡をお願い致します。」とユウリにお辞儀をしてユウリの家を後にした。

サナギが「幸運を祈っていますよ。」と一言だけユウリの元に来て話をして帰って行った。

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