第6話 訪問者
ピンポンと家のチャイムが鳴ったので、ユウリが「はい。」と返事をして玄関に向かった。
その訪問者は、マトベ カオリと言う占い師が名刺を渡した。
カオリが「私がマトベ カオリです。占い師として本日、ユウリ様の担当をさせて頂く事になりました。早速ですが、お悩みは何ですか?」と台所のテーブルの椅子に座った。
ユウリも台所のテーブルの椅子に座り「はい、私は先日、友人のショウコが亡くなってから目が見えなくなり、目から見える光も届かなければ生きて居る心地がしないんです。いつ、私はショウコの元へ行けるんですか?」と話を始めた。
カオリは「うーん、そうですね。亡くなると言った条件で話をされていますが、あなたは生きて今できる事を頑張ろうとして居ると思います。亡くなる事が全てではありません。」と最後に付け足して、占いの助言が終わった。
ユウリは「ありがとうございます。私は、そんなに悲観的にならなくても普通に生きていけるのですね。」とカオリに話をして終わった。
カオリは「また何かありましたら、その都度ご連絡をお願い致します。」とユウリにお辞儀をしてユウリの家を後にした。
サナギが「幸運を祈っていますよ。」と一言だけユウリの元に来て話をして帰って行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます