第2話  行く末

クランが「よし、私はこれから痩せるぞ。」と意気込んでいた。

宅配便のお兄さんがチャイムを鳴らした。

宅配便のお兄さんが「あの、お届け物です。宅急便です。」と言ってクランの家に来た。

クランが「はーい。今行きます。」と宅急便のお兄さんに返事を返した。

宅急便のお兄さんが「ありがとうございました。」と言って、クランがハンコを押すと大きな段ボールが届いた。

大きな段ボールの中には、書類が入っていた。

「クラン様、私共は、あなたのダイエットを頑張る人達に向けてのDVD付き説明書をお送りさせて頂きます。」と説明書には書いてあった。

DVDには、運動のストレッチやら、食事メニューの表示がなされており、こんにゃく、豆腐、ところてん、納豆、キムチ、玄米、ヨーグルト、牛乳、トマト、イチゴ、オレンジ、ぶどう、キウイ、キムチ、もち麦、野菜と書いてあった。

食べてはいけない物は、ジャンクフード(ポテトチップス、ハンバーガー)、揚げ物、糖分がある甘い飲み物、メロンソーダ、コカコーラ、炭酸飲料、アイス、うどん、ラーメン等と書かれていた。

クランは「はぁ、私の食べたい物ばかりね?どうやったら痩せられると言うのよー。」とがっかりしていた。

クランは「ん?ダイエットに必要なのは、やる気と根性さえあれば、あなたも痩せられる。ファイト」と紙に書いてあった言葉が小さく書かれていた。

「昔は、私も痩せていた。なのに、こんなに食べるようになっちゃって、いつしかこんな体型になって、バカにされるようになっていた。」とクランは心の中で今までのことを思い返していた。

サナギが家に来て「あの、サナギです。お荷物は届きましたか?」とクランの様子を見に来た。

クランが「はい、手厚いサポートありがとうございます。早速やってみます。」とサナギに声を掛けた。

サナギが「あの、ダイエットは楽しんでやる物ですから、無理をなさらずに頑張って下さい。」とクランに話し掛けた。

クランが「ありがとうございます。」とサナギにお礼を言った。

サナギが「じゃ、幸運を祈っています。」とクランに言葉を残して帰って行った。

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