昭和ゆとり族の時の大冒険記[ツネオ編]
新藤忠【非ゆとり・非グローバルの会】
プロローグ
生きづらくなってきた人間世界、そんな世の中に耐えられず、一人の昭和ゆとり世代の中高年ツネオが立て籠り事件を犯した。
その後、昭和ゆとり世代の中高年ツネオはやがて逮捕され、近くの警察会社の支店の取調室で「どうせ来年か再来年に世界が破滅する、どんなに人が対策しても日本は昭和と共に既に終わってるんだ!」と話した。
その後、逮捕から1年8ヶ月が過ぎた2025年(中華民国暦114年)7月5日午前4時18分、群馬県南部を震源とする最大震度7・マグニチュード9.9の地震に襲われ、個室の壁が動き出し、日本列島は完全に崩壊しクラッシュダウンの餌食となったのだった。
この地震の影響でテレワークを含めたリモート機能は全て停止、公共放送も臨時ニュースや緊急警報放送すら出来ず通常放送を継続させられる始末となり、各民間放送に託すも報道フロアが使えず機能は全て停止、避難すら出来ず列島全体に襲い掛かる地殻津波に呑まれ、日本人は全員犠牲になって閻魔様のいる他界国に帰された。
しかも、その地殻津波は前日の夜に発生した朝鮮半島地震の影響によるモノで、日本は半年前から新型大腸菌群によるパンデミック多発中だったが、コレが他界国から命じられた戦いの幕開けで、第2次世界大戦の時代を起点とした歴史の鞍替えを閻魔様に命じられた事から始まったタイムリープで、生きづらくなった現代を改める為に実世界で敵に回された青年ジュンとアキコ夫人にネットで操られながらも打ち勝つ時の大冒険であった。
果たして敵に回された青年ジュンとアキコ夫人に操られた昭和のゆとり世代の中高年ツネオは、この誤った時代の流れを正しく改める事が出来るのか。
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