命

ゆーくんへ

拝啓

あれから、私は通院しながら働き始めました。

そして、ご縁があり結ばれ、子供ができました。

娘は大きくなり、孫を見せくれました。

あれから、君のことを考えました。

君はきっと幽霊なんでしょう。

いわゆる、守護霊なのかもしれませんね。

ありがとう。私を守ってくれてありがとう。

偽善者が言うように、私にも幸せがありました。

思うよりも、何千倍も、何億倍も遠くにありましたけど。

それを、見つけさせてくれてありがとう。

もうすぐ、私もそちらに逝きます。

その時は直接、「ありがとう」と言わせてください

敬具

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完結

ここまでお読みくださり、ありがとうござます