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教室へ入り廊下側の席を見るとギョッとした。こうも違うとは昨日みた乾さんは髪型はロングで一重で明るいそんな見た目だったような気がしていたが今日はショートで二重、不健康そうな白い肌で暗い感じだ。
最初は他の子が勝手に彼女の席に座っているのだと思っていたが、誰も指摘せずそのままだった。
「な?」
市木がこちらを見て小声で言う。
「ほんとなんだ?」
「そうだよ」
前の女子生徒が頷く。二人の顔はわかっただろと言いたげである。
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