第23話
あたしは、背筋を正して、気分を落ち着けた。
「…高倉侍従、別室にて今は、ゆるりと休まれるように。後宮のこと、承知しました」
侍従は深ヶと頭を下げた。
「ありがとうございます」
その一言を述べた後、鈴鹿が部屋へと入ってくる。そのまま、彼女の先導で客室へと移っていった。あたしは御簾をからげて、庇の間にへたった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます