▶主要な登場人物や用語の説明

《登場人物》

藤堂春樹(とうどう・はるき)

【主人公/人間/大学生/男性/20歳】

都会から少し離れた大学に通っている。顔が隠れるほどの長さのぼさぼさの髪(黒)。綺麗な顔をしており、アイドル顔負けのルックスの持ち主。黒縁眼鏡(伊達)。瘦せ型。長身。パーカーにジーンズ。ボロボロのスニーカーを履いている。何処へ行くにもボロボロのリュックを手放さない。目立つ事を極端に嫌う。思慮深くて、マイペース。思った事を口にしてしまう。


紙人形・壱/弐

【藤堂春樹の守護霊】

大きさは、成人男性の手ぐらい。和紙で織られた人形。


一ノ瀬凛(いちのせ・りん)

【人間/大学生/女性/20歳】

茶髪。ベリーショート。ツーブロック。身長178㎝。筋肉質のアスリート体型。動きやすい服装を好む。基本、パンツ。腕には、タトゥーが彫られている。黒目が大きく、目力がある。趣味は、筋トレ・ソロキャンプ・山登り・格闘技。性格は、ポジティブ。正義感に熱く、曲がった事が大っ嫌い。言葉遣いは荒い。一人称は、『俺』。口よりも手が出る行動派。度々、トラブルを巻き起こす。しかし、本人に自覚はない。義理人情に厚く包容力があり、意外に涙もろい。他人の悪口は言わず、他人が嫌がることを進んでやる。あまり賢くなく、不器用。しかし、くよくよしない。何事も最後までやり遂げる努力家。


少女

【一ノ瀬凛の守護霊】

身長は、小学校低学年ぐらい。髪の毛(黒)は長い。歩くと引きずってしまうほど。頭のてっぺんからは一本の先の丸い角が生えている。鋭い牙や爪もある。言葉はしゃべらない。行動で意思を表す。


綾小路ほむら(あやのこうじ・ほむら)

【人間/大学生/女性/20歳】

大企業の令嬢。都会の大学に通っている。真っ赤な髪が特徴。長さは腰まであり、三つ編みにして肩から垂らしている。幼さの残る顔。程よく肉付きのいい身体。

体のラインが分からない。ゆったりした服を好む。泣きほくろ。ぽってりした唇。社交性に富んでおり、どんな者とでも親しくなれる。言葉遣いや立ち振る舞いに品がある。物腰柔らかい。争いを嫌う。春樹たちと出会ってからは、探偵業を手伝っている。主に事務を担当。実家の力を駆使して、春樹を全力でサポートしている。

春樹に一途。春樹を危険に晒す輩には容赦しない。


【綾小路ほむらの守護霊】

全身を黄金の鱗で覆った体。しかし、ところどころ鱗が剥がれている。一人称は、『我』。他者を見下す傾向がある。


工藤康彦(くどう・やすひこ)

【人間/一ノ瀬組所属/男性/49歳】

短髪。黒。白髪交じり。骸骨に薄く肉を貼り付けたような顔。鋭い眼光。強面。無精ひげを生やしている。よれよれのワイシャツにパンツ。汚い革靴を履いている。黒のボロボロなロングコートを愛用。口下手。だが、気を遣うのが上手い。一ノ瀬組では、古参。若い衆たちの指導係。常識人。春樹たちの行動に目を光らせ、胃を痛めている。


【工藤康彦の守護霊】

大型犬よりも一回り大きい。毛の色は、灰色。


一ノ瀬竜輝(いちのせ・りゅうき)

【人間/一ノ瀬組組長/男性/47歳】

短髪。黒。常に笑顔を絶やさない。穏やかな性格。誰に対しても敬語。聞き上手。度量が大きく、大抵の事は笑って済ませてしまう。しかし、『裏切り』だけは絶対に許さない。片腕は、義手。普段着も寝間着も外出着も全て和服。怒る事が苦手。娘に嫌われたくなく、娘に甘い。娘の頼みなら、何でもしてしまう。


鎧武者

【一ノ瀬竜輝の守護霊】

鎧兜に身を包んだ武者。強面。無口。額からは鋭い角を生やしている。



《世界観・用語の説明》

・守護霊

物語の序盤では、守護霊とは『主人の性格を具現化したもの』と主人公は思っていた。しかし、物語の中盤。陰陽師の祖父から『遠い昔の姿だ』と教えられる。

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